保育園での参観のフィードバックや感想文の書き方

保育園にお子さんを預けている皆さん、保育園で親が参加する特別な日が設定されていることはありますか？そのような機会に、先生方から感想やフィードバックを求められることがありますね。

「文章を書くのが苦手」「感想をどのように表現すれば良いか分からない」「率直な意見を述べたら先生たちを不快にさせてしまうのでは」と感じている方も多いかもしれません。

本記事では、保育園での体験後に感想やフィードバックを書く際のポイントやコツを、具体例を交えてご紹介します。

保育園体験の感想文のポイント

保育園での体験参加後に書く感想文では、基本的に何を書いてもOKです。普段なかなか見られないお子さんの保育園での様子を目の当たりにし、何かしら感じることがあるはずです。

「お子さんの新しい一面を発見した」「家では見せない技能や友達との交流を目にして楽しかった」といった直接の体験を正直に書きましょう。

「施設が狭いと感じた」「先生の説明が聞き取りづらかった」といった意見も、不満ではなく改善提案として捉え、配慮を持って伝えることができます。

効果的なフィードバックの提供には、以下の3点が重要です。

先生方も人間ですので、良かった点を評価されると励みになります。

気になる点も、客観的かつ配慮ある言葉で表現しましょう。

感謝の言葉を添えることで、書かれた内容全体の印象をより良くすることができます。

文章作成が苦手な方も、具体的なエピソードを一つ挙げるだけで、親としての参加姿勢が伝わります。

書くのが難しい時、どうすればいい？

文章を書くのが得意ではない人はたくさんいます。

少ない言葉でも、生き生きとしたエピソードを交えることで、親御さんが行事に積極的に参加してくれたことが伝わりやすくなります。

書きたいことが多すぎる時の対処法

感想文に書きたいことが山ほどあって、どのように整理すればよいのか、または多すぎてちゃんと読んでもらえるか心配な方もいらっしゃるかもしれませんね。

提供された紙の範囲内であれば、どれだけ多くを書いても問題ありませんので、心配しないでください。

手書きが得意でない方は、パソコンで文書を作成し、印刷して提出する方法もあります。パソコンを使うときは、読みやすさを考えて文字サイズを少し大きくすると良いでしょう。

連絡帳やメモ帳に記載する際も、良かった点、気になった点、感謝のメッセージの3点を意識して書くことで、内容を簡潔にまとめられます。

保育園参観の感想文【例文集】0〜2歳児クラス向け

朝の別れ際はいつも涙ぐんでいますが、園で楽しそうに遊んでいる姿を見てほっとします。新しいおもちゃで遊んでいる我が子の姿から、新しい一面を見ることができて本当に嬉しいです。先生方のおかげで、明日も安心して仕事に臨めます。

子どもが他の人からの食事の受け取り方が気になっていました。家ではあまり食べないので、特に心配していましたが、想像以上に上手に自分で食べている姿を見て驚きました。先生方の励ましの言葉を、家でも取り入れてみようと思います。

家でのわがままが気になっていましたが、園での様子を見て成長を感じました。家では甘えているのかもしれませんね。園で頼もしい姿を見て、家での叱る回数が減るかもしれません。甘えん坊でわがままな面もありますが、いつも温かい言葉をかけてくれてありがとう。

年少クラス保護者からの参観日感想文集

「子どもが年少クラスに進み、新しい環境に慣れるかどうか心配していました。しかし、先生方の暖かいサポートと指導を見て、とても心強いと感じました。こんなに多くを学んで成長しているとは思ってもみませんでした。やんちゃな我が子も、先生方のおかげで頑張っています。これからも宜しくお願いします。」

「年少になったばかりで、集団活動にどれほど参加できるか気になっていました。共同での工作活動を見て、親としては感動しました。以前はクレヨンに興味を示さなかったのに、今は積極的に取り組んでいて、その変化には驚きました。これは先生方の日々の努力のおかげです。」

「新しいクラスでの友達との関係がどうかと気にしていましたが、参観日で見た一コマが心配を軽減しました。おもちゃの共有を巡って他の子と意見が対立しても、先生が上手に解決し、子どもたちの成長を促しているのを見て安心しました。まだ年少ですが、しっかりと自分の意見を伝えられるようになっていて、これからも家でのコミュニケーションを大切にしたいです。」

年中クラス保護者からの参観日感想文集

「前よりもクラスメイトとの協力プレイが目立ち、その成長が際立っています。お片付けの際の「一緒にやろうね」「こっちだよ」という声かけが、団結力を象徴していて、親として大変嬉しく思います。時々見せる親への愛らしい手振りにも心が癒されます。先生方への感謝でいっぱいです。」

「忙しい中、参観時間は短かったですが、そのわずかな時間でも、子どもがクラスで安心している様子が見られて良かったです。以前から楽しみにしていた「みんなでのゲーム」に参加する瞬間を、親子共に楽しみにしていました。子どもが「ゲームに来てくれてありがとう」と感謝を示した時は、特別な瞬間でした。これからもご指導よろしくお願いします。」

「これまでの参観日では、子どもが私たちばかりを気にしているのが心配でした。しかし、今年は大きく変わりました。先生の話に集中している姿を見て、感動しました。日々の成長は先生方の支援のおかげです。子どもにその成長を伝えると、「本当に？」と驚いていましたが、このように成長していくことが親としてはとても嬉しいです。」

保育園の参観日に寄せられた感想文【年長クラス対象】

「参観日が近づくにつれて、子供たちが準備していることにとても楽しみにしていました。年長クラスに進級してから、子供たちがより責任感のある行動をしているのを目にすると、まるで小学校への新たな一歩を踏み出しているかのようです。学校生活への不安もありますが、彼らの成長を見ることで、そんな不安も和らぎます。これからも引き続き、ご支援をお願いいたします。」

「クラスでのディスカッションを見て、先生が一方的に指示するのではなく、子供たちの意見を大切にしながら進めている様子に感動しました。年長生になると、こんなにも自立して自分の意見を言えるようになるんですね。これからも親として、子供を支えていかなければと改めて感じました。」

「保育園生活の最終年度となり、参観日は様々な感情が湧き上がる瞬間でした。廊下で偶然出会った別クラスの子供たちに対して、自分の子が優しく接している姿を見て、保育園での経験が子供たちの心の成長に繋がっていることを強く感じました。これまでの成長を見守ってくださった先生方には、心からの感謝を申し上げます。卒園まで、どうぞ宜しくお願いします。」

保育園参観後のアンケート回答ガイド

保育園の参観日の後には、フィードバックとしてアンケートを提出することが一般的です。このアンケートは自由記入式で、特に決まったフォーマットに縛られずに、ご自身の感想や意見を自由に表現できます。

選択式の質問や自由記入欄が含まれているため、大切なポイントを見落とさないようにしっかりと記入してください。

特に「自由に感想を記入してください」という部分では、良かった点や改善してほしい点があればそれを記載し、感謝の言葉を添えることで、メッセージを簡潔にまとめることがポイントです。

もし、アンケートをその場で提出することが難しい場合は、担当の先生に「後日提出してもよいか」を事前に確認することが重要です。後日提出することで、じっくりと考えをまとめた上で回答することが可能になります。

忙しい中でも、「後日なら落ち着いて書ける」と感じる方は、その旨を伝えると良いでしょう。

保育園参観日のフィードバックの重要性について

保育士は日々、多忙な中でも「より良い保育をどのように提供できるか」「子どもたちのために何ができるだろうか」と考え続けています。このような時、保護者の方々からの参観日や様々な行事に関する感想やアンケートが非常に役立っています。

外からの視点でのフィードバックは、日頃の業務を見直したり改善のアイデアを得たりするだけでなく、園の運営方針にも影響を与えることが多いです。さらに、保育士への感謝や励ましの言葉は、彼らにとって大きな励みとなり、次の日への活力を与えてくれます。

保護者の皆様からの支援は、保育士だけでなく子どもたちにとっても、大きな支えとなります。

保育園参観日の感想文・アンケートの書き方のコツ

保育園の参観日に対する感想文やアンケートの書き方に関して、良かった点、改善すべき点（もしあれば）、そして感謝の言葉を中心にまとめることで、簡潔で印象的なフィードバックを提供することができます。

文章を書くのが苦手な方でも、上記のポイントに注意して書くことで、感想の記述が格段に簡単になります。具体的な例を参考にしながら、あなたの感じたことや提案を形にしてみてください。