「今日は普段より早く子どもを保育園から迎えられそう。先に伝えた方がいいのかな?」
「早く迎えに行くことで迷惑をかけることはあるのかな?」
「予定よりも早く迎えに来る親に対して、先生たちはどう感じているんだろう?」
保育園を利用している多くの人が、少なくとも一度はこのような疑問を持つことでしょう。
子どもの迎え時間が予定よりも早くなったり、逆に遅れそうになったりした時、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
この記事では、保育士経験のあるママたちからのアドバイスをもとに、迎え時間に関する貴重な情報をわかりやすくご紹介します。
さらに、保育園への連絡方法についての具体的な例もお伝えします。
忙しい毎日を過ごす保育園利用のママたちにとって、この情報をうまく活用して、保育園生活をもっとスムーズにすることができます。
迎え時間を早める場合、連絡は必要?
まずは保育園のルールに従いましょう。
通常、以下のような指針があります。
- 指定された時間内ならば、特に連絡は必要なし
- 10分以上の遅れが見込まれる場合は、事前に連絡を
- 延長保育を利用する場合は、直接の確認が求められる
これらの指針が不明瞭な場合でも、以下の2つのポイントを意識すれば安心です。
- 食事やお昼寝、おやつの時間と重なる場合
- 延長保育や普段より遅い時間の保育に影響を及ぼす場合
これらの時は、保育園に事前に連絡をすることが推奨されます。
連絡の際には、
「申し訳ありませんが、私用で(または仕事が早めに終わったため)、子どもを早く迎えに行きたいと思います。○時でも大丈夫でしょうか?」
と伝えれば問題ありません。
保育園からも柔軟に対応してもらえるでしょう。
子どもを早く迎える際、保育園にとっての影響は?
通常、子どもを保育園から早めに迎えること自体が問題になることはほとんどありません。
「しかし、なぜ早めのピックアップ時には事前に連絡が必要なのだろう?少し面倒に感じてしまう。」と思う保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
実は、保育園では日々の活動を一定のスケジュールに沿って進めており、特に給食やおやつの時間は決まっています。
もし予定外の時間にお子さんを迎えに行くと、その子はもちろん喜ぶでしょうが、その行動が他の子供たちにも影響を及ぼす可能性があります。
事前に連絡を入れておけば、保育園側は給食の時間を調整したり、お昼寝を省いて準備を進めたりすることができます。
これは、クラス運営を担当する先生たちにとっても、大きな助けになります。大規模なクラスや保育園内での特別な活動がある場合には、なおさらです。
子どもを適切なタイミングで迎えることにより、先生たちの負担を軽減できるわけです。
ピックアップ時間の一貫性と子どもへの影響
ピックアップ時間が日によって異なること自体が問題ではありませんが、頻繁に変わると子どもが不安に感じることがあります。
たとえば、「昨日はお昼寝なしで迎えに来てくれたのに、今日は18時ギリギリになった」という場合です。
病院への診察など、避けられない事情があるときは仕方ありませんが、できるだけ一定の時間に設定することが子どもにとって安心です。
多くの子どもたちは時計を読むことができない年齢ですが、日常の活動を通じて「ある特定の遊びが終わったら迎えに来てくれる時間かな?」というように、保育園での流れを学んでいます。
子どもたちにとって、保育園で過ごす時間に一定のリズムがあることは、安心して過ごす上で大切なことです。
保育園への遅刻連絡はいつするべき?
予定より10分以上遅れることがわかったら、すぐに保育園へ連絡することが求められます。
各保育園にはそれぞれルールがありますから、その規定に従って行動しましょう。
「遅くなってしまい申し訳ありませんが、○時頃到着予定です。よろしくお願いします」と早めに伝えることで、園側も対応しやすくなります。
特に延長保育の時間帯に遅れる場合は、必ず連絡を入れるようにしてください。
延長保育で提供されるおやつがある場合、連絡がないとその準備が間に合わないこともありますし、追加料金がかかる可能性もあります。そのため、遅れることが分かったら詳細を電話で確認するのが良いでしょう。
残業で保育園のお迎えに間に合わない時の対応
職場での急な残業はよくあることです。
残業が予定されている、または突然発生した場合には、速やかに保育園に連絡をしましょう。
「急な残業で大変申し訳ありませんが、お迎えが○時に遅れます。ご対応よろしくお願いします」と伝えることで、保育園も準備をすることができます。
保育園の営業時間内であれば、通常は受け入れてもらえますが、追加料金が発生する場合もあるため、その点は事前にチェックが必要です。
営業時間を超える場合は、保育園での預かりが難しいため、パートナーや家族と残業時の対応計画を立てておくことが大切です。
また、スケジュール共有アプリを活用して互いのスケジュールを確認し合うことや、緊急時に備えてファミリーサポートサービスや送迎サポートサービスに登録しておくと安心です。
特に残業が多い職場、頼れる人が周囲にいない、通勤距離が長いなどの場合は、これらのサービスの利用を考えてみると良いでしょう。
保育園の遅れたピックアップに対する考え方
保育士の職場はしばしば厳しい労働環境であり、給与も相対的に低めであることが一般的です。加えて、残業代が支給されないケースもあり、そのため、子どもを遅くに迎えに来る保護者に対して不満を抱く保育士もいます。
理想としては、仕事が終わりしだい子どもを迎えに行くことが推奨されています。
私が利用している保育園では、親が仕事を急ぎ足で終えることは望まれず、仕事を落ち着いて時間をかけて終えるべきだという方針があります。
これは、延長料金が19:00からという合理的な設定のもとで行われています。
しかし、最近の保護者会で、仕事の後で無駄に時間を使い子どものピックアップを遅らせる保護者に対して園長から不満の声が上がりました。
つまり、迎えに来る能力があるにも関わらず遅れることは好ましくないとされています。
お互いの理解と協力が必要です。
保育園のピックアップ時における早期連絡と遅れた場合の対応
保育園を利用する多くの保護者が直面するピックアップの課題。大切なのは、園のルールを理解し、必要があれば事前に連絡をすることです。
連絡する際には、「申し訳ありませんが」や「恐れ入りますが」といった丁寧な表現を使うことで、将来的に良好な関係を築く助けになります。
子どもや家族を第一に考え、保育園を上手く利用することは、保護者としての大きな努力を示しています。保育園生活を有効に活用し、素敵な保護者でいてください。
みなさんの頑張りを応援しています。